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子どもから嫌われる先生は無意識でやらかしている。その解決方法は、逆に「えこひいきする」こと

子どもはとても素直なので、思ったことを素直に話しますよね。たまに、学校の先生や塾の先生の悪口を、素直に話してくれることがあります(笑)。

「あの先生が嫌い」だの「あの先生のここが嫌だ」など、いろんなことを好き勝手言うんですよね。なぜ嫌いなのか、その理由を聞いてみると、一番の理由が、「えこひいきするから」なんです。

「私だけ怒られる!」とか「〇〇くんは怒られない!」とか、そういったえこひいきをされていると感じた時に、子どもはその先生のこと嫌いになるようです。

他にも理由がありそうな気もするのですが、思い返してみても子どもたちがえこひいき以外で嫌いな理由を言っているのを、あまり記憶にありません。

たまに「生理的に無理」という辛辣なことを言う子もいますが・・・。子どもですので、あまり論理的に嫌いな理由があるわけでもなく、色々聞いていくとやはり「えこひいき」にたどり着くのです。

それぐらい、子どもたちは、「えこひいき」に敏感なんですね。

 

僕も生徒たちにえこひいきしないということに、ものすごく神経を使っています。ただ生徒の数が多くなればなるほど、全員平等に接するというのは時間的にも物理的にも難しくなってきます。

それでも先生という立場である以上、どんな子に対してでも平等に接しなければいけません。うーん、とても難しいですね。

 

では、たくさんの生徒を受け持っている学校の先生や塾の先生が、すべての生徒に対してどうやればえこひいきしない対応ができるのでしょうか。

「これだ!」という確固たる答えがあるわけではありませんが、僕は子どもと仲良くなることがとても得意です。これだけが唯一の特技と言っていいほど、どんな子とでも、仲良くなることができます。

その理由の一つに、この「えこひいきをしない」ということがあると思います。常に意識していますし、実際にえこひいきしていないと自分では思ってます。そんな僕が常に意識している2つのポイントをお伝えします。

特別なことは何もしていませんので、誰でもすぐに取り組めると思います。

 

まず1つ目ののポイント。それは「逆にえこひいきをする」ということです。これを僕は「逆えこひいきの法則」と呼んでいます。

これは、「逆にえこひいきすることで、最終的には誰もえこひいきしていない状態になる」ということです。わかりにくい!今から説明します。

 

たくさんの子どもたちがいる中で、どうやれば全員平等に接することができるか。

「逆にえこひいきする」というのはどういうことかと言うと、おとなしい子や自分から話しかけてこない子、一人でいる子など、そういった少数の子たちにこちらから積極的に話しかけて、逆に元気で明るくおしゃべりな子たちには、こちらからはあまり積極的には話しかけないということです。

そうすると、どうなるか。

おとなしい子にたくさん話しかけているのでえこひいきをしているように見えますが、元気で明るい子たちは勝手に話しかけてくるので、実は話している時間や話しかける回数は、おとなしい子も明るい子も均等になるのです。

だから、えこひいきしているようですが、最終的には全体に対してえこひいきしていないという状況になる。これが、逆えこひいきの法則です。

 

このあたりを何も考えないでいるとどうなるか。

おしゃべりで元気な子はこちらから話しかけなくても向こうから話しかけてくれます。子どもから話しかけられて楽しく話をしていると、おしゃべりな子とばかり話していることになります。それでは、自分ではやってるつもりはなくても、えこひいきしていることになってしまいます。

そこで、一人でいる子や自分から話しかけてこないような子、そう言ったおとなしい子にこちらから積極的に話していくことで、接触する回数が均等になっていくんですね。

話しかける割合としては、おしゃべりな子3に対して、おとなしい子7ぐらいの意識でいいと思います。

そうやって、おとなしい子に7割時間を使って話しているように思えても、おしゃべりな子たちは勝手に向こうから話しかけてくるので、実際は話す量や話しかける回数は、均等になっていきます。

だから、えこひいきしているようで、えこひいきしていないことになるのです。

 

ただ、このように工夫をして、えこひいきしないように気を付けてみても、それでもやはり明るく元気な子や気が合う子とばかり話してしまうことがあります。

自分が考える以上に、「えこひいきをしておとなしい子に積極的に話していく」ぐらいで、やっと全体的にえこひいきをしていないという状況になります。

これって、僕の中では塾の先生が子どもたちと信頼関係を築くための極意だと思ってます。参考にしてみてください。

 

あと2つ目のポイント。怒ったり注意するときは、どんな子であれ平等に対応することです。

あたりまえのことですが、これも中々難しい。

学校でも塾でも家でも、「これはやってはいけない。」という決まり事があると思います。

例えば、うちの塾では「授業中は席を立たない」「授業中は友達同士喋らない」という決まりがあります。この決まりを守らない場合は、どんな子でもすぐに 注意をしますし、たまに大きな声も出します。

女の子だろうがおとなしい子であろうがやんちゃな男子だろうが、この点に関しては対応はまったく一緒です。このように、「これはやってはいけない」という決まり事に対しては、平等に子どもたちに接しましょう。

この点も、子どもたちは見ています。子どもたちはとにかく怒られることに敏感なので、この点は絶対にえこひいきしてはいけない部分。

「私には怒るのに、あの子にはやさしい。えこひいき!」なんてことを、本当に子どもたちはよく言ってますね。

 

今回紹介した2つのポイント、「逆えこひいきの法則」と「 平等に注意する」、この2点を注意するだけで、子どもたちから「えこひいきをしない先生」と思われます。

その結果、子どもたちは「あの先生は誠実な先生で、誰にでも平等に接している」と無意識のところで感じるようになって、自然と信頼関係を築くことができます。信頼関係を築けば、その後の指導がスムーズにいきます。

なかなか子どもが言うことを聞かないという先生は、まず子どもたちと信頼関係が築けてないんですね。まず最初は信頼関係を築くことが、勉強を教えるよりも大切なことだと思っています。

なかなか子どもたちと仲良くなれないという先生がいらっしゃったら、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

中島 元気
ナカマ株式会社代表 / Link&Connect編集長 / なかま塾塾長 / 趣味はサッカースタジアム訪問
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