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夏休みに塾でやることは全て家でもできるのか?

塾を経営している私があえて言おう。塾でやっていることは全て家でもできるよ。というお話し。

夏休みが始まり、ほとんどの塾で夏期講習が始まったところだ。夏休みという長期休暇を利用し、夏期講習という特別な形で、子どもたちは普段よりもたくさん勉強する。

特に、受験を控えている学年の子どもたちは、いつもの夏休みと違い、勉強一色になる。塾によって日数や時間数は変わってくるが、ほとんど毎日朝から晩まで勉強なんて塾もたくさんある。

学校を気にせず、まとまった時間を勉強に充てられるのは、一年を通してもこの夏休みしかない。だから、この夏休みに行う夏期講習は自分の学力を一段も二段も上げるいいチャンスである。

 

そんな夏休み。塾に通っていない子どももたくさんいる。県によっても違うのだが、塾に通う割合(通塾率)は中学3年で60%程度らしい。

この60%という数字をどうとるかは人それぞれだが、塾業界に身を置くものとしては、「4割は塾に通っていないんだー」と感じてしまう。

そんな塾に通ってない子は、もちろん塾の夏期講習を受けていない。そうなると、塾に通っている子よりも勉強量は少なくなる。この点は一見、不利そうに思える。

しかし、塾に通ってなくても、実は環境に関してはそこまでの差はないのだ。

塾に通わなくても、授業でもテキストでも全て手に入れることができる

なぜなら、塾でやる授業や志望校合格のノウハウ、教材など、全て塾に通わなくても手に入るからだ。

例えば、塾で使用する教材。これは塾でしか手に入らないもので、そういった専用教材は塾に通ってない子は手に入れることができない。しかし、同じような教材は本屋さんで簡単に手に入る。「塾専用」とうたっているが、普通に売られている教材とそう変わりはない。

合格のためのノウハウなども本屋さんに行けばそのような内容の本はたくさん出回っている。大体、過去問を見れば、どんな学校でも対策の方針は作れるし、ネットで検索すれば山のように出てくる。

正しい情報を選ぶ力が必要だが、受験勉強の大まかな流れはつかむことができる。わからないことは、学校の先生に聞くのも手だ。

 

あと、授業。もちろん、塾の先生がその生徒の質問に答えてくれたり、合格のための特別なテクニックを教えてくれたりする経験は、塾に通わないとできない。

ただ、授業を受けるだけであれば、家でも受けることができる。それはネットを利用した「映像授業」だ。昔から映像授業はあったが、ネット環境や映像コンテンツの充実で、家でもレベルの高い映像授業を見ることができるようになった。金額も安い。

そう、授業や教材など、塾に通わなくても合格のためのツールは全てそろっているのだ。

道具はそろっている。じゃあ、どうする?

さて、今まで話したように、合格までに必要な道具は塾に通わなくても全てそろえることができる。

それでは、誰でも自分だけで夏休みの長期間、勉強を続けることができるかとなると、話が変わってくる。

そう、塾や予備校の役目とは、ここなのだ。自分でできない人をサポートするのが塾や予備校なのだ。

いや、全ての習い事と言ってもいいだろう。

教科書やノウハウなんて誰でも簡単に手に入る。東大に合格する方法でも、本屋に行けば山ほどあるし、ネットでも調べられる。過去問みれば、それがゴールなんだから、逆算して対策すればいい。東大は極端な例だが、東大でさえも、全てのツールはそろっているとも言えるのだ。

でも、みんなできない。やることはわかっていても、それをやりきることができない。できないから、塾や予備校に通うのだ。

とくに、中学生までの年齢の子たちは、なかなか自分で目的意識をもち、自分を律し勉強できる子は少ない。

高校生でもそうだ。高校生になるとある程度自立しているので、大学受験の勉強は自分でやることが中心になる。それでも自分だけで勉強を続けるのは難しい。だから塾や予備校に通う。

浪人生が通う予備校なんて、モチベーションの維持以外に通う目的はないと思う。何度も言うが、合格のためのツールは全てそろっているのだから。

大人でもそうだろう。資格を取りたい、英語を学びたいなど、どんな勉強でも大抵すべてのツールは自分でそろえることができる。あとはやるだけ。なのに、わかっているのに、できない。

自分でがんばれる人は、自分でがんばっていい。ただ、よほど自分で自分を律することができないと、大幅な実力アップは難しい。

 

そんな感じで、必要であれば塾や予備校を利用するといい。受験生のみなさん、やるだけですよ。

この記事を書いた人

中島 元気
ナカマ株式会社代表 / Link&Connect編集長 / なかま塾塾長 / 趣味はサッカースタジアム訪問
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