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集団塾(一斉指導塾)と個別指導塾の特徴やメリット・デメリット

学習塾を選ぶ際に最初に考えることがどのような塾にするかという事ではないでしょうか?

現在、学習塾は集団塾と個別指導塾の大きく二つに分けられます。

では、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。それぞれの特徴をご紹介します。

集団塾(一斉指導塾・集合塾)

みなさんが塾と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、集団塾ではないでしょうか。集団塾は名前の通り、一人の先生に対し複数の生徒で学校のような授業を行う塾になります。 学校の授業の進め方に近いので、わかりやすいですね。

集団と言っても人数も様々で、20名前後のクラスが一般的。ただ、10名前後の少数で集団授業を行う塾もありますので、集団塾と言っても形態は様々ですね。

では集団塾に通う場合、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょう。

集団塾のメリット

まず、集団塾の一番のメリットは、教えてくれる先生の質が高いということです。

学校と違い、わかりにくい授業をしていては生徒がついてきてくれず、塾を辞めてしまいます。そのため、集団塾の先生は常に授業の質を高める努力をしています。

民間の塾だからこそ、常に競争にさらされている。だからこそ、集団塾の先生の授業は常に磨かれていて、ものすごくレベルが高いのです。

 

他に集団塾のメリットとして挙げられるのが、「周りの仲間との競争」です。周りの仲間と比べて自分が今どのレベルかを知ることができます。

そうすることで自分よりレベルの高い仲間の存在を知り、「あいつに負けたくない!」という競争意識を持ち、学習意欲が向上します。

一定期間ごとにクラス分けテストをして学力別のクラスを作り、学力に合わせたきめ細かな指導をしている集団塾もあります。

 

また、集団塾にも色々な指導法があります。

・難関高合格を目標に、学校進度を無視して、通常授業からハイレベルの問題に取り組む(学力上位層)

・学校の定期テストに合わせて授業を進め、定期テスト前にはテスト対策を行う(学力中位層)

など、集団塾と言っても様々な授業のやり方があります。実際に電話や面談で、塾の方針を詳しく聞いておき、自分のお子様にあっているか検討してみましょう。

費用に関しては、大人数を同時に授業するので、通常授業・講習費用ともに、少人数で授業を行う個別指導塾よりも安いことがほとんどです。また、個別指導塾が週2回の授業で数学・英語を中心に授業を行うのに対し、集団塾は5教科すべてを毎週指導していく場合がほとんどです。

集団塾のデメリット

集団塾のデメリットとして一番に考えられるのが「授業に付いていけない生徒がでる」という事です。

複数の生徒に教えるという事で授業のレベルとしては平均的なレベルで進める必要が出てきます。その為、学力が平均以下のレベルの生徒の場合、授業内容が理解できずについていけないという可能性が出てきます。

例えば、「数学は得意なので今のクラスで大丈夫だが、英語が苦手なので今のクラスではついていけない。」など。塾によっては、苦手な教科は補講などしてくれることもありますが、ついていけない教科が出てしまうのは、集団授業の悩みですね。

 

合わせて「集団授業が苦手な子供には効果がない」という可能性もあります。集団の中で発言や質問をすることが苦手な子供だと、分からないことがあっても質問をすることができずにそのままにしてしまう事があります。

その場で聞かなければ、後になったら何が分からなかったのかも忘れてしまう事があり、成績アップが望めないという事になりかねません。つまり「一度ついていけなくなると取り戻すのが困難」となってしまう場合があるのです。

これも、苦手な科目がある子に補講をしてくれる塾もありますので、「ついていけない教科はほったらかし」というわけではありませんが、すべての塾が補講をするわけではありません。

また、個別指導塾に比べると、授業の時間割は、塾で決められた日時で通う必要があります。習い事で忙しい子の場合、授業時間と合わない可能性もあります。事前にしっかりと確認しておきましょう。

個別指導塾

個別指導という塾の形態も今では一般的になってきました。小・中・高のお子様がいるお母さまご自身が通われたことがあるケースも多くなってますね。

個別指導塾は先生と生徒が1対1~1対3の形で授業を進める塾のことを言います。ただ、個別指導と言っても色々な形態があって、先生1名にたいして生徒4名以上という形態の個別指導塾も出てきています。

先生1名:生徒4名以上の場合、自立指導塾という呼び方をする場合もありますが、今回は1:1~1:3の個別指導塾に絞ってお話しします。

では個別指導塾にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょう。

個別指導塾のメリット

個別指導塾の一番のメリットは「生徒の成績や理解度に合わせたオーダーメイドの学習ができる」という事です。

授業の内容が自分の学力や目標に合わせて作られているので、集団授業のような「自分の学力にあっていない授業でついていけない」ということがありません。

授業の進むスピードも自分のペースで進められるので、分からないまま置き去りにされるという事が無く、一つ一つしっかりと解決しながら進めることができます。

基本的には横に座って1対1の形で教えてくれますので、理解しやすく質問もしやすい。苦手な教科も安心して取り組むことができます。また、授業の曜日・時間帯・週回数・教科など、選ぶことができるので、習い事と並行して塾に通うことが可能です。

受験対策の場合は、受ける学校に特化した受験勉強を行う事ができるという事も大きなメリットと言えます。今の時代、入試の問題・内容も多種多様です。個別指導塾であれば、それぞれの学校の入試問題の傾向に合わせた対策を個別に行うことができます。

個別指導塾のメリットは他にもあります。集団塾では先生に質問をすることができないというおとなしい子でも、一対一であれば気軽に質問をできるというメリットです。

 

また個別指導塾は人件費を安くするために、大学生がアルバイトで教えていることがほとんど。指導力の問題はありますが、自分と歳が近いお兄さん・お姉さんに教えてもらう方が、わかりやすく楽しく勉強できるという面もあります。

実際に個別指導塾に通っている生徒は、社員やベテラン講師などの30代以上の先生よりも、若い大学生の講師の方がわかりやすく親しみやすいと言う子がほとんどです。

ではデメリットはどのようなものでしょう。

個別指導塾のデメリット

上に上げたメリットがそのままデメリットにもなります。

それは、講師の質が低いということです。個別指導塾は人件費を安くするために、大学生アルバイトが教えていることがほとんど。

大学生でもレベルの高い講師はたくさんいますが、同時にレベルの低い講師もたくさんいます。当たり外れがあるということですね。集団塾のプロの先生に比べると、差は歴然です。

 

次のデメリットとしては、「競争相手がいない」という事があります。周りに成績を競う相手がいないので、周りの人に負けないという事を頑張るエネルギーにする子供にとっては物足りない場合があります。

また自分のペースで授業を進められる分、進みが遅い子は授業数が足りなくなることもあります。授業数が足りない場合、塾によっては追加費用がかかる場合もあります。

 

費用に関しては、集団指導塾よりも月々の月謝が高い場合が多い。

地域によっても違いますが、例えば中学1年生が集団塾で5教科20,000円~といった場合、個別指導塾は2教科で23,000円~など。個別指導塾で5教科やろうとすると、とても高額な授業料になります。

よって、個別指導塾では通常は週2回の数学・英語で進めながら、定期テスト前に授業を追加したり、受験学年になってから5教科対策をすることが多いと思います。

 

また、費用において気を付けないといけないのは、講習費です。

春休み・夏休み・冬休みに行われる講習は、集団塾の講習費より高額になることがほとんど。塾によって全く違うので一括りにはできませんが、ある大手個別指導塾の中学3年生の講習費は、夏期講習が10万から20万、冬期講習も同様の費用がかかることがあるそうです。

個別指導業界の内情をよく知っている私から言うと、決してぼったくりというわけではないと思いますが、個別指導塾の講習費は集団塾より高い場合が多い、ということは覚悟しておいた方がいいのかもしれません。

ちなみに最近は、集団授業を行ったり映像授業などを利用して費用を抑えて講習を行う個別指導塾もありますので、実際にお電話して確認してみるのがいいと思います。

ただ、大手塾になればなるほど、電話では教えてくれないことが多いのですが・・・。そういう場合は、お知り合いの方から聞くしかありませんね・・・

お子様の学力別、塾の選び方

それでは、塾選びの一つの目安として、学力別の塾選びの基準をお伝えします。(公立中学に通っている子の場合。地域によって偏差値や学校の成績の基準が違ってきますので、目安としてお考えください。)

偏差値が65以上、学校の成績がオール5近くの場合

学校の定期テストはほぼ満点に近いので、さらに上の学力をつけることが目標です。

この場合は、集団塾がオススメです。同じレベルの子たちと一緒に勉強することで上を目指すモチベーションになります。

また、このレベルになると教えることができる先生のレベルや指導法も相当高いレベルが求められます。集団塾のトップ講師がそれにあたりますので、必然的に集団塾がオススメです。

ただし、少し苦手な教科だけ底上げしたい!という場合は、メインは集団塾に通いながら、サブとして個別指導塾に通うことも有効です。

偏差値が55以上、学校の成績がオール4以上の場合

学校の成績もほぼ80点以上を取れていると思います。ただし、応用問題まですべて完璧に解けるわけではないのではないでしょうか。また、少し苦手な教科が1~2教科ある場合もありますよね。

こういった場合は、集団塾・個別指導塾のどちらもオススメです。

集団塾であれば、周りの子との競争で力をつけていきます。個別指導塾であれば、得意科目はそのまま伸ばし、苦手科目はしっかりと復習し底上げすることができます。

上記した通り、どちらにもメリット・デメリットがあります。どちらの塾もまずは無料体験授業を受け、お母様も実際に塾を見学してみてください。

偏差値が45以上、学校の成績が3・4が多い場合

学校の成績は、得意科目は80点前後取れるが、苦手科目は平均点以下の場合も多い。そんな子にオススメは個別指導塾です。

個別指導塾がオススメの理由は、このあたりの学力の場合、苦手な科目は学校の授業がわからない、ついていけていない場合があります。そういった子が集団塾に通っても、「学校でもわからないのに、塾でもわからない」ということになりかねません。

個別指導塾でまずは苦手科目をしっかりと個別に丁寧に教えてもらい、「学校の授業がわかる」状態にしましょう。そして、しっかりと定期テスト対策をして、苦手科目でも定期テストで平均点以上の点数を取れるようにすることが目標です。

ただし、集団塾でもしっかりとがんばれる子もいますので、絶対に個別指導塾がオススメというわけではありません。

真面目にコツコツ取り組める子であれば、苦手科目も先生に質問したり自学で復習したりしながら、集団塾でがんばることも可能です。

偏差値が45以下、学校の成績が2・3が多い場合

学校の成績がほとんど平均点以下。学校の授業が難しく前学年の内容もおぼつかない。そんな場合は、個別指導塾がオススメです。ここは、個別指導塾で間違いありません。

理由は・・・ここまで読んでいただいた方であればおわかりと思います。

まず集団塾の授業ではついていくことが難しいこと。また、前の学年からの復習をするには大人数で一緒に授業を進めていく集団塾では難しいからです。

個別指導であれば、一人ひとりの学力にあわせて授業を計画できるので、前の学年の復習も可能です。まずは、今の学校の授業の内容よりも、基礎の復習に力を入れましょう。

特に、数学・英語は中1からの積み重ねが大事になります。つまずいた学年の復習から始めてください。基礎の復習をできるだけ早めに終わらせたら、個別指導の授業もできれば学校の授業にあわせていきたいところです。勉強が苦手な子でも、学校の成績が上がると自信がつき、勉強に前向きになるからです。

まとめ

色々お話しましたが、集団塾・個別指導塾それぞれにメリット、デメリットがあります。

どちらを選ぶかは子供の性格によっても変わってきます。塾の特徴、子供の性格などを総合的に判断して選ぶことが必要となりますので、子供ともしっかりと話し、無料体験授業を受けてから判断をすることをお勧めします。

この記事を書いた人

中島 元気
ナカマ株式会社代表 / Link&Connect編集長 / なかま塾塾長 / 趣味はサッカースタジアム訪問
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