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ただ「楽しく勉強する」だけでは、成績は上がらない

「勉強って楽しい?」

こう聞かれて、「楽しい!」と答える人は少ないと思う。たまに、学歴の高いアルバイト講師に質問すると、「好き」と答える人間もいる。まあ、できるから好きにもなりやすい。

ただ、9割以上の人間は、嫌いだろう。自信満々に好きなんて言う人はまれだ。なぜなら、私も嫌いだからだ。

 

私が運営している塾は「楽しく勉強しよう」をモットーにしている。「勉強で楽しく?ってなに?」と思うかもしれない。勉強って嫌でつらく厳しいと考えている人も多いと思う。厳しい塾もたくさんあるし、それがいいという人もいる。ただ、嫌いな勉強をやるのに、厳しくて、怒られる環境でやる気出る?

そういった厳しい環境でもがんばれる人は、ある程度学力が高い人だ。勉強が苦手で嫌いな子に対しては「どうせやるなら楽しくやった方がよくない?」と思う。

「楽しい」という要素は、成績を上げるために絶対に必要である。それは下のような流れだからだ。

 

塾が楽しい、勉強が楽しくなると塾に来たくなる。

たくさん塾に来るとたくさん勉強する。

勉強時間が増える。

成績上がる。

 

単純に説明するとこんな感じ。もちろんこんなに単純ではないが、勉強にたいしてやる気を出させるにはこの流れが一番いい。特に勉強が嫌いな人や苦手な人は、真面目に厳しくやっても続かない。

「楽しく勉強する」というのは、やる気を出させて、勉強を続けさせて、成績を上げるため。全ては成績を上げるためである。

楽しくやる。これが成績を上げるための第一歩である。

 

では、この「楽しい」ということは、具体的にはどういうことなのだろうか。

楽しくすることは簡単だ。勉強なんてあまりせず、ワイワイおしゃべりをしていればいい。あと、来たらお菓子やジュースをやるのも子どもは喜び、楽しくなるだろう。

まあ、楽しくやるのは簡単だが、これでは成績は上がらない。楽しくやるのは手段であって、最終目標は勉強時間を増やすことである。

ワイワイおしゃべりだけして楽しませても、手段が目的になっており本末転倒だ。だから、うちの塾では授業中や自習中はちゃんとやらせるし、だらけていれば怒ることもある。勉強はたくさんするし、授業中の私語なんて許さない。

でも、子どもたちに「塾は楽しい!」と思わせる。楽しい=楽(らく)ではないのだ。

 

ただ楽しいだけではダメな、この「楽しい」の正体はなんなのか。

その答えは「居場所がある」ということではないだろうか。

 

・塾に来た時に、先生がきちんと挨拶をしてくれる。

・休み時間などにおしゃべりをしてくれる。

・帰りはきちんと見送ってくれる。

 

このような、一見普通のことをきちんとやっていくことで、子どもたちが「ここは安心していられる場所だ。ホームだ。」と思うようになる。これがほんとに大事で、自分が落ちついていられる場所であれば、居心地がよくなり、楽しい場所になる。

ただ、塾に来て、勉強しているだけなのに、そこにいる先生や友達といることが、楽しいことになる。

これが本当の「楽しい」の正体だ。これからも楽して勉強する塾ではなく、楽しく勉強する塾を目指していきたい。

この記事を書いた人

中島 元気
ナカマ株式会社代表 / Link&Connect編集長 / なかま塾塾長 / 趣味はサッカースタジアム訪問
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